福岡に帰っています

事情があり、先月末から半年ほどの予定で単身福岡で暮らすことに。実家なので単身とは言わないですね。

帰省の予定日、これから飛行機に乗るからと母に電話をして嫌な予感がした。何か違和感がある。何かあったに違いないと思っていたら、案の定祖母の具合が悪いとのことだった。落ち着いて見せようとしていたが、母はかなり動揺していた。

到着したその足で病院に向かうと、祖母は辛うじて意識があるという状態だった。あと何日でふみちゃんが帰ってくるからね、と母に聞かせられていたらしい祖母は、私が帰ったその二日後に亡くなった。私を待ってくれていたのだろうと思った。

私は19年前に父を亡くした。今回祖母を亡くし、大切な人を亡くす悲しさは決して慣れることはない、でもその時その相手によって違う形の感情があるのだなということを実感した。今、自分にはたくさんの大切な人がいる。その数の分だけ、私はこれからも何度も別れを経験するのだろう。これから経験する別れが残す側なのか残される側なのかはわからない。いずれにしても、こんな思いをするかさせるかを繰り返して生きなければならないなんて、人生は過酷なものだなと思った。19年前には感じなかったことだ。

無事葬式を終え、色んな片付けをしながら実家で母と過ごしている。母は私がいて気が紛れているようだ。そう思うことで私も支えられている。よかったなと思っている。生まれた以上、生きるしかないからね。こうやって生きていくんだろう。